学校における猛暑対策強化の申し入れ
学校における猛暑対策の強化を求める申し入れ
日本共産党大津市会議員団
2010/09/03
平素は教育行政の推進にご尽力いただきありがとうございます。
さて、今年は文字通り100年に一度の猛暑で、気象庁が1日に発表した今夏(6―8月)の天候のまとめによると、夏の日本の平均気温は平年より1.64度高く、1898年の統計開始以来、過去最高を記録しました。
市内の小・中学校では2学期がスタートしましたが、扇風機が既に設置されている学校でさえ、生徒や教師からは、あまりの暑さに、何とかしてほしいとの声が届いています。
しかし、本市では、未だ扇風機さえ設置されていない学校が多く、耐震化工事と合わせ設置することや、その他の学校についても計画的に設置するとされていますが、残暑も厳しく、気象庁が8月27日に発表した1カ月予報(予報期間8月28日―9月27日)では、予報期間の前半を中心に北日本、東日本、西日本ともに気温が高い状態が続くとしています。
また、現在耐震化工事を行っている学校では、扇風機は設置されているものの、窓が開けられないために、学習環境がきわめて悪くなっています。
教育委員会からは、多めの水分補給をお願いするお便りが、各保護者に配布されているものの、運動会の練習時期とも重なり、保護者からは、子どもの健康を心配する声が届いています。
生徒や現場の教師の健康・安全を守るため、以下の様に対策を強化するよう求めるものです。
記
1.熱中症予防のために、必要な情報や対応策の周知を行うとともに、各学校現場に見合った適切な対応ができるよう注意を喚起し、授業の進行などについても柔軟な配慮を行うこと。
2.小学校での給食の食中毒対策などに万全を期すとともに、中学校では持参する弁当を涼しい場所で保管できるようにすること。
3.扇風機の設置などが必要な場所には、計画を前倒しして設置すること。
また、今後夏休み前後の高温化が予想されることから、早期に全小・中学校にクーラー等の空調設備の設置を検討すること。
以上